【完全攻略】スリランカ 紅茶鉄道(Ella Odyssey)とおすすめ紅茶工場見学まとめ

ellaodyssey スリランカ

こんにちは!世界20か国50都市以上旅をしているKOBUTA観光です。

本日は、2024年11月にスリランカはキャンディという町から紅茶鉄道(Ella Odyssey)に乗り、ヌワラエリアの紅茶工場見学をしましたので、情報をまとめていきます!

情報量が少なく、現地で行き当たりばったりなことも多かったのですが、意外とスムーズに周ることができて大満足でした。

この記事でわかること

・紅茶鉄道(Ella Odyssey)攻略方法
・紅茶工場見学おすすめスポットとアクセス

紅茶鉄道(Ella Odyssey)

Ella Odyssey基本情報

鉄道にも2種類あり、現地の方々が通勤等で利用するローカル電車と、今回ご紹介する観光列車(Ella Odyssey/エッラオデッセイ)があります。

最近は、午後の紅茶のCMで目黒蓮さんが紅茶鉄道に乗っているシーンが有名ですね。

料金は10倍程度しますが、そもそも乗車運賃が安いです。また、鑑賞スポットで減速または停止してくれるのも旅行客に喜ばれる点です。

区間はコロンボからエッラまで。絶景を楽しむ特別な体験を提供します。ヌワラエリアやナインアーチ橋など、途中の車窓から見える茶畑や山岳風景が素晴らしく、スリランカの自然を満喫できるでしょう。

迷ったら2等席でOK!キャンディ-ナオ・ヌヤ間だけでも紅茶畑を楽しめる

運航はコロンボ→エッラは毎週木曜と土曜に1本のみ、片道約10時間半。エッラ→コロンボは毎週金曜と日曜に1本のみ、片道約10時間となります。

座席の等級と席数、特徴についてはコチラ。

等級席数特徴
1等176席・エアコン付きだが窓が開かない
・2列-2列のリクライニングシート+フットレスト
・新幹線のように座席の向きを変えられる
2等144席・2列-2列のリクライニングシート
3等50席・2列-3列の固定シート
・食堂エリアと併設

1等の座席はこちら。日本の新幹線みたいです。車両によっては混みあっていました。

ellaoddesey

2等車両はこちら。ACはなく扇風機のみです。座席幅もゆったりしていてよさそうです。

2等座席

3等はこちら。少し固めの固定座席です。筆者は今回3等車に乗車していました。

3rd class seat

筆者が乗った時には、1等車両が4両、2等車両が3両あったのでどちらも1車両あたり45席前後でゆったりしたつくりになっています。

一方で、3等車両は1両55席ですが、食堂エリア込みとなっているためやや狭い印象でした。

どの座席が良いの?という方もいらっしゃると思いますが、個人的には2等車両がベストと思います。

理由としては、座席がゆったりしている窓を開けられることです。

観光列車は山間部を走るため、正直ACは不要です。山間のひんやりした気持ちいい風が吹いているので、窓が開かない1等車はおすすめしません。

窓から手を出して撮影する観光客がかなりいるので、2等3等は活気にあふれていて楽しいです!

また、3等車は安いのですが座席数が少なく、かなり混雑します。座席そのものの幅も狭く、隣との距離もかなり近いです。

よって、消去法的になりますが2等車が一番ベストな座席といえます。

区間は個々人の旅の予定にもよりますが、メインとなる紅茶畑を観るのであれば正直キャンディ-ナオ・ヌヤ間だけでOKです。所要時間も4時間半ほどです。

食堂エリア・荷物置き場・お手洗いアリ

食堂エリアではスナック菓子、パン、カップラーメン、コーヒー、紅茶、ジュース、ビール(ハイネケン)の販売があり、結構ラインナップが充実していました。

チャイティー1杯200ルピーと、街中よりは高値ですがそこまで驚くほどではないです。

スナック菓子などは、時々ワゴンで座席まで周ってくることもありました。

キッチンカー

各車両に設置している荷物置き場はこちら。座席数に対してはかなり少量なので、なるべく大きな荷物は持ち込まない方がよさそうです。

荷物置き場

お手洗いも一応設置されています。男女で分かれてはいなさそうでした。

washroom

事前オンライン予約しておこう

Sri Lanka Railwaysから予約ができます。予約は30日前から乗車2時間前まで購入可能です。予め予定を立ててしっかり予約を取りましょう!

残念ながら等級は選べますが、座席までは選ぶことができませんので予約してからのお楽しみ、ということになります。

予約したら印刷して持参してという記載もありますが、不要です。スマホから予約画面を見せるだけで乗車することができます

よって、駅についたらチケット売り場等にはよらずそのまま改札へ進んで大丈夫です。

また、予約の確認は改札をくぐるときと車内の2回確認をされます。

いざ、乗車!10分前には駅に着いておこう

色々なブログを読んだ&自身の体験から、まず時間通りに列車は来ません。しかしながら、改札や売店が混みあっている可能性もあるので、出発時刻の10分前には駅に着いておくと安心です。

さて、いざ乗り込み!となると大勢の人が乗車口に殺到します。(整列乗車という概念がありません)

座席が決まっているのになんでだろう?と思っていたのですが、“荷物置き場”の争奪戦でした。

多くの人が終着駅付近で宿泊するため、バックパックやスーツケースなどを持ち込む人が多いです。よって、荷物棚の取り合い合戦が始まります。容赦なく押し合い圧し合いがはじまるので、危ないなと思いました。

可能であれば貴重品が入ったバック1つなどで身軽に乗車できるとベターです。

さて、乗り込んだあと、車内改札と同時にランチがいるか聞かれます(思ったより素敵なサービス!)。筆者は頼まなかったのですが、聞いていた感じいくつか種類があるようでした。

もし、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。

絶景ポイントを見逃すな!

せっかく紅茶鉄道に乗車するならば絶景は見逃せないところ。

実際に乗ってみてよかったポイントをご紹介します!

全体的に進行方向右側の方が絶景スポットは観ることができるかも?という印象でしたが、どちらに座っていても紅茶畑や滝、雄大な自然を観ることができます。

また、絶景スポットでは減速・停止をしてくれはするものの、アナウンスはありません

筆者はちょうど食堂エリアにいる時に、車掌さんが”ここだよ!右側見て!”などと教えてくださったので、食堂エリアに入り浸ってお茶を飲みながら景色を楽しんでいました。笑

紅茶畑が見られるのはWatawala Railway周辺から

Kandy駅を出発してからはしばらく田舎道をのんびりと進んでいきます。雄大な紅茶畑が見られるのは乗車してから2時間弱ほど経ったWatawala Railway駅周辺からになります。

Hatton Railwayでスリランカの田舎街を見学

しばらくするとまた街中に戻ってきます。Hatton Railway駅周辺は小さな街が広がっており、背景の山や青空と相まってこれはまた茶畑とは違った景色を味わうことができます。

車窓から眺めていると時々人々が手を振ってくれることがあります。とても気さくな雰囲気が良いですね。

標高が高くなり雄大な自然を観られるのはRadella駅周辺

山間をくねくね曲がりながら進んでいき、標高が高くなってきます。

Radella駅周辺ではちょうど眺望が開けて観ることができるので、雄大な自然を味わうことができます。

ヌワラエリアに行くにはナオヌヤ駅が最寄り駅

ヌワラエリアに降り立ち紅茶工場見学をする際には、ナオヌヤ駅(Naonuya)で下車しましょう。

そこから中心街までは車で20~30分ほどです。

ちなみにコンコースに有料・無料のトイレがあります。有料トイレは50ルピーしますが紙をくれる&若干きれいなのでこちらの方がおすすめです。

紅茶工場見学

紅茶工場は基本的に郊外にあるため、車・バス・トゥクトゥクを利用していくことになります。

ヌワラエリア中心部から30分に1本バスが出ているようです。1回数百円程度なので、節約&お時間に余裕がある方はバスでもよいかと思います。

私は滞在時間が限られていたので、ヌワラエリア最寄り駅のナオヌヤ駅前からタクシーをチャーターして周ることにしました。

タクシーチャーターは行先や拘束時間次第ですが、3~5千円程度(6,000~10,000スリランカルピー)と思っておけば十分かと思います。

一見高そうに感じますが、複数人で行くときは割り勘にできて時間も効率的に使えるのでおすすめです!

以下のマップがこれからご紹介する紅茶工場の位置関係です。有名どころの紅茶工場は郊外にあるので、車またはタクシーを使っていきましょう。

紅茶工場マップ

おすすめの紅茶工場見学3選

さて、ここからおすすめの紅茶工場を紹介します!紅茶工場は昼過ぎ(14時以降)はやっていないこともあるそうなので、早めに訪れることをおすすめします。

①Damro Tea Factory and Labookellie Tea Lounge

ベテランガイド&美味しいケーキがおすすめポイント!

到着すると国籍を聞かれ、Japanと答えると単語単語ですが日本語を活用しながら丁寧に案内してくれます。

案内時間は10~15分程度。工程をひとつずつ丁寧に説明してくださった後、カフェに通されます。

1人1杯の紅茶は無料です!ケーキなどの軽食は有料ですが、ぜひ紅茶ケーキを頼んでみてください。1つ450ルピーです。

Googleマップでもたびたびおすすめされていたので、気になっていたのですが、これが本当においしかったです。

tea&cake

外国のケーキは甘さがどぎついイメージがあったのですが、ここのケーキはやわらかい甘さ。日本人の味覚にも合うような素敵なお味でした。

チョコレートケーキも頼んで食べ比べをし、ぺろりと食べ終わりました。

また、カフェ横にはショップも併設されており、それとなく誘導されます。

ここの紅茶は若干高いです・・・4種類セットで4,000円弱。ゆうに1万円を超えるセットも売っている観光価格になっています。

別途ご紹介しますが、ヌワラエリア中心街から離れれば離れるほど、紅茶の値段が下がっていくので、特にこだわりがなければ次からご紹介する紅茶工場にて購入しても良いと思います。

②Bluefield Tea Factory

紅茶の飲み比べをしてみたい方はBluefieldがおすすめです!

こちらの工場見学も10~15分ほどで無料です。①と同様に国籍を聞かれ、片言の日本語を話すガイドさんが説明してくださいました。

おおよその工程はどこも同じに感じましたが、茶葉を乾燥するタイミングや量などはやはりそれぞれなのだなと思いました。

ここの魅力は何と言っても紅茶の飲み比べ。1800ルピーのSpecial Tea Packを注文すると9つの種類の紅茶をテイスティングすることができます。

1人で飲み切るのはかなりの量なので、1グループで1つ頼んで飲み比べをするとよいでしょう。

teatasting

その他のサンドイッチやケーキはこちらの売店で購入することができます。種類は①よりも多かったです。

パティスリー

もちろん、単品の紅茶やコーヒー類も揃っています。コーヒー類はやはり若干お高めの設定。

teamenu
③Oak Ray Tea Factory & Museum

①②を巡ってもう少し違う工場を見てみたい方はこちら!

若干マイナーではありますが②から車で10分ほどの場所にあります。売店も広々としていていました。

teashop

あいにく大雨が降ってしまったため、景色は見ることができませんでしたが、晴れると素敵な景色が見れるようです。

番外編:Pedro Tea Center and Factory

午後の紅茶で有名なキリンが保有しているPedro Tea Factory。上記で説明した紅茶工場とは別の地域にあるのですが、こちらも有料で工場見学を実施しているそうです。

Googleマップの最近の口コミをみると、紅茶工場見学がやっているかどうか不明だったため、筆者は足を運びませんでしたが、ヌワラエリア中心街からも比較的近いので、お時間に余裕がある方は訪れてみてはいかがでしょうか。

もし時間があったら・・・ストロベリーカフェに立ち寄ろう

ヌワラエリア地域はイチゴの生産も盛んです。紅茶工場に行く道すがら、道路わきのマーケットでイチゴの販売をしている人をたくさん見かけることになるでしょう。

筆者は残念ながら時間切れ&天気が悪かったため立ち寄れなかったのですが、スリランカ産のイチゴを取り扱ったスイーツを提供するカフェがありますので、興味がある方は立ち寄ってみても良いと思います!

Adma Agro Strawberry Farm Shop

こちらはヌワラエリア中心街にあるイチゴカフェです。

パンケーキやアイス、ジュース類を提供しています。ヌワラエリア中心街に立ち寄るまたは宿泊する際には立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

Strawberry shop

こちらは前述した紅茶工場と同じエリアにあるイチゴ農園併設のカフェ。こちら現在オープンしているか不明だったため、筆者は立ち寄りませんでしたが、いちご狩りもできるようです。

余談:キャンディ~ヌワラエリアは日帰り可能

余談ですが、キャンディ~ヌワラエリア間は紅茶鉄道+バスまたはUberで日帰りが可能です。

往路は紅茶鉄道でキャンディからナオヌヤ駅に行き、ヌワラエリア中心街では以下の場所からキャンディ方面にバスが出ているようです。

私たちはナオヌヤ駅の前で個人タクシーを捕まえ、紅茶工場巡り&キャンディ市内のホテルへの送迎で半日間ほどチャーターし、12,000ルピー(約6,500円)ほどだったと記憶しています。

ナオヌヤ駅から紅茶工場方面に向かう際、トゥクトゥクを使う方もいるようですが、結構な勾配のあるくねくねした山道を通るので、安全面も踏まえてバスかタクシーで向かうことをおススメします。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

情報量が少ないスリランカ。こちらの記事を参考に皆さんのスリランカ旅行がより一層楽しくなりますように!

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