こんにちは!世界20か国50都市以上渡航しているKOBUTA観光が、いつもどのように現地通貨を入手しているかを解説していきます。
クレジットカードやQRコード決済の普及により、現金の出番は少なくなってきてはいますが、やはり多少は持っておきたいですよね。
日本の銀行で事前換金、現地空港で換金、現地の換金所での換金などなどいろいろなパターンで換金した経験の中で、最も効率的&経済的な方法が「海外キャッシング」です。
最近はもっぱら海外キャッシングなので、日本で事前に換金したり、空港で高いレートを支払って入手するなんてことはありません。
この記事では、海外キャッシングのメリットと注意点を画像付きで解説していきます!
- 海外キャッシングに必要な準備
- 海外キャッシングの手順および事後処理
- 海外キャッシングのメリットと注意点
なぜ海外キャッシングがベストな方法なのか?
そもそも、現地通貨を得るためにはどのような方法があるのでしょうか?
以下に定性的なメリット・デメリットをまとめてみました。
方法 | メリット | デメリット |
海外キャッシング | ・ATMで簡単に引き出しが可能 ・両替所を探す&行く必要がない | ・繰り上げ返済など事後手続きが必要 |
事前に日本の両替所で換金 | ・事前に受け取れるので安心感がある | ・両替所を探す&行く手間 ・レートや手数料が高い |
空港で換金 | ・空港の出発ロビーで換金できるのでスムーズ | ・レートや手数料が高い |
現地の両替所で換金 | ・レートが比較的良い | ・両替所を探す&行く手間 ・現地の言葉or英語でコミュニケーションする必要がある |
レートや手数料だけ鑑みると、現地の両替所が一番よさそうですが、良いレートの両替所を探したり、現地の人とのコミュニケーション等も必要になるので手間がかかります。
せっかくの海外旅行、両替所探しに時間を使うなんてもったいないです!
海外キャッシングは事後手続きが必要なものの、基本的にはスマホ1台とクレジットカード1枚あれば完結します。
レートのよしあしだけではなく、手間も考慮すると海外キャッシングが最適解だといえます。
次の章から海外キャッシングの具体的な方法について解説していきます!
海外キャッシング①準備編 in 日本
私はいつもエポスカード(年会費無料)のVISAカードを利用して海外キャッシングをしています。
今回もエポスカードを利用する前提で流れをご説明します。
すでにエポスカード(VISA)を持っているよー!という方はこのパートはスキップでOKです。
さて、準備編として必ず準備&確認していただきたいものはコチラです。
- エポスカード(VISA)
- 繰り上げ返済用の口座
エポスカード(VISA)
海外キャッシングに対応しているカードは複数ありますが、私がおすすめなのはエポスカードです。
理由は以下2点です。
- 年会費が無料
- 海外キャッシングのためのコストがゼロなのは嬉しいですね!
- エポスアプリの使いやすさ
- 海外キャッシングの後、繰り上げ返済手続きをするのでアプリが使いやすいのはGoodポイント◎
カードブランドはVISAを選んでください。カードブランドシェアNo.1ですし、基本的にどこのATMでも利用可能だからです。
また、VISAカードを持っておくことで現地のクレジットカード払いでも利用することができるので一石二鳥ですよ!
まだエポスカードを持っていないよ、という方はこちらから発行してみてください!
繰り上げ返済用の口座
次に確認しておいておきたいのが、ご自身の口座が繰り上げ返済可能な口座かどうかです。
詳細は後述しますが、海外キャッシングは繰り上げ返済を前提とした方法になります。
よって、繰り上げ返済がオンラインで完結できる口座を所有しているかがとても重要です。
2024年10月現在、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、ゆうちょ銀行、その他地銀・信用金庫なども対象になります。
詳しくはコチラのサイトを参照の上、ご自身が所有している口座が該当しているかご確認ください。
また、繰り上げ返済手続きをすると、口座から即時引き落としされますので、残高が十分残っているかも確認しておいてくださいね!
海外キャッシング②ATMで実際に引き落とし
ここからは実際に現地到着後にATMでキャッシングをする手順を説明します。
今回はタイ バンコクにあるスワンナプーム国際空港を例にご説明します。
スワンナプーム国際空港の到着ロビーにつくと目の前にATMがあります。5番出口のすぐ横です。
タイに来るときはいつもこのATMを利用します。ちなみに、エポスカードだけでなくなんとイオンカードも対応しています。日本人が多いからですかね。
①カードを入れる
まずは画像右下からカードを入れます。
②言語設定
カードを入れると言語設定画面が現れる場合があります。
国にもよりますが、日本語があれば日本語、なければ英語を選択しましょう。
③Cash Withdrawalを選択
画面右側にある”Cash Withdrawal”を選択します。
④Saving Accountを選択
普通預金にあたるSaving Accountを選択します。
⑤金額を入力
次に入手したい金額を入力します。あらかじめ金額レンジが設定されているパターン(例えば、1000バーツ、2000バーツ、3000バーツなど・・・)もありますが、大抵は自分で金額を設定できます。
⑥金額確認&レート確認
最後に金額確認とレートの確認です。
ここで注意してほしいのが必ず“WITHOUT” Currency Conversionを選択してください。
ウィズアウトです!!!
日本語対応のATMでも最後の確認だけなぜか英語に切り替わるので注意が必要です。
また、ATMによって表現が若干異なりますが、とりあえず「WITHOUT」を選んでおけばOKです。
さて、ここから少し上級者向けに解説です。
なぜWithout Currency Conversionを選ぶ必要があるか?
それは、現地銀行側が設定する高いレートでの決済を避けるためです。
海外キャッシングは通常クレジットカード会社が設定するレートで決済するのですが、カード会社が手続きを完了させるのに数営業日かかります。
よって、その数日で為替変動があり損得することがあるので、その場でレートを固定してしまう(=現地銀行のレートを使用する)かどうかを聞かれているのです。
しかしながら、現地銀行が設定するレートは基本的にクレジットカード会社より高いです。
よって、WITHOUTを選ぶのが賢明と言えます。
- With Conversion = 現地銀行が設定するレートで決済
- Without Conversion = クレジットカード会社が設定するレートで決済
実際に今回の取引を例に計算してみます。
今回は4000タイバーツをキャッシングしました。実際にかかった費用は以下です。利息は入れていません。
Without Conversion (クレカ会社レート) | With Conversion (現地銀行レート) | |
引き落とし現地通貨 | 4000バーツ | 4000バーツ |
費用総額 | 18,027円 | 19,153円 |
換算レート | 1バーツ=4.5円 | 1バーツ=4.8円 |
上記より、1,126円も差があることがわかります。
ボタン1つ間違えるだけで1,000円以上も差が出てしまいます・・・。
ちなみに、ATM利用手数料ですが、上記画面から220タイバーツと分かりますが、実際にはATM利用手数料は請求されていません。
⑦現金・カードの受け取り
さて、ここまでお疲れさまでした!
現金を受け取り、カードも忘れずに受け取りましょう。
ちなみにモタモタしているとカードが再度吸い込まれてしまう事案も散見されますので、現金・カードは出てきたらすぐ受け取りましょう。
また、現金をそのまま持ち歩くのはひったくりリスクを高めるだけですので、その場でお財布にしまい、カバンのチャックを閉めてからATMから離れましょう。
お財布に仕舞うまでが大事なプロセスですので、後ろに人が並んでいても焦らずゆっくり対応しましょうね!
※上記フローはあくまでも一例です。ATMの機種によって操作方法が若干異なる場合がありますので、予めご了承ください。
海外キャッシング③繰り上げ返済
現金を受け取った後、事後処理として繰り上げ返済手続きがあります!
これをやることで海外キャッシングのうまみを100%享受することができますので、忘れずに手続きをしましょう。
①カード会社からメールを受領
キャッシングをしてから1~2日後に以下のようなメールが届きます。
年率はなんとびっくり18%もかかってしまいます。通常の支払日まで待ってしまうと利息で469円もかかってしまいます。
したがって、繰り上げ返済することが重要なのです!
②リボ払いに変更
繰り上げ返済をするときには、まずはリボ払いに変更します。
アプリの「支払い照会」から該当月を選びます。
次に「ピンチを回避」欄から「リボ変更」を選択。
上記キャッシングした総額をすべて選んでリボ払いに変更します。
変更が完了すると以下のようにメールが届きます。
③繰り上げ返済(ペイジー)
再度アプリを立ち上げ、「カード」欄から「ご返済・お支払い」をタップ
インターネットバンキングお支払い(ペイジー)をタップ。
ページ下部の「リボ増額払い」を選択
この後、エポスNetにログインした後、銀行口座を選択、ご自身の口座情報を記入すると、繰り上げ返済が完了。以下のメールが届きます。
繰り上げ返済したので、利息はたったの8円!!空港や銀行の取引手数料を考えると圧倒的に安いですよね。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
ぜひ一度海外キャッシングを試してみてください!これになれるともう現地通貨を事前に準備する手間がなくなってとても楽です。
海外キャッシングにおすすめなのは年会費無料のエポスカード(VISA)。
この機会に1枚作ってみてはいかがでしょうか?新規発行は以下のカードから作成できます!
それでは、皆さんの旅が安全で楽しいものになりますように!!
コメント